キャラクターコラボとは、アニメ・漫画・ゲームのキャラクターを自社のプロモーション企画に取り入れ、認知拡大や販売促進につなげる施策です。パッケージコラボ、店頭施策、グッズ展開、SNSキャンペーン、イベント連動など施策形式が多岐にわたり、業種や目的に応じた設計が必要な点が特徴です。一方で、施策形式の選択肢が多いからこそ、企画段階で判断に迷うケースも少なくありません。「自社のターゲットや商材にはどの形式が合うのか」「限られた予算でどこに集中すべきか」といった悩みは、初めてキャラクターコラボに取り組む企業に共通する課題です。本記事では、キャラクターコラボの代表的な施策形式とそれぞれの設計ポイント、業種別の活用パターン、注意点、実際の成功事例までを整理します。「どのキャラクターを選ぶか」だけでなく「どの施策形式で、どう設計するか」まで踏み込んで解説しているため、企画設計の実務にお役立てください。※キャラクターコラボの費用構造や契約の進め方については、関連記事「IPコラボとは?メリット・デメリットや成功のポイントを紹介」で詳しく解説しています。キャラクターコラボとはキャラクターコラボとは、アニメ・漫画・ゲームなどのキャラクターを、企業のブランドや商品のプロモーションに取り入れる施策の総称です。商品パッケージへのキャラクター起用、店頭でのコラボキャンペーン、限定グッズの制作・販売、SNSを活用した拡散施策など、幅広い形式で展開されています。キャラクターコラボが効果を発揮する理由キャラクターコラボの最大の強みは、キャラクターが持つ感情的な吸引力をマーケティング施策に組み込める点です。通常の広告は、企業からの一方的な情報発信として受け取られがちです。一方、キャラクターを介したプロモーションは、クリエイティブの質が高いほどファンにとって「好きな作品・キャラクターの新しい・特別な展開」として受け取られるため、広告への心理的な抵抗感が大幅に下がります。その結果、通常のプロモーションと比較して以下のような効果が生まれやすくなります。認知の獲得速度が上がる:キャラクターの既存ファンがSNSで自発的に拡散するため、広告投資に頼らない有機的なリーチが生まれる購買行動の起点になりやすい:「好きなキャラクターのコラボ商品だから買いたい」という感情的な動機が働き、通常の広告よりも高い購買転換が見込めるブランドイメージを直感的に伝えられる:キャラクターの世界観がブランドに投影されるため、長い説明なしに商品のコンセプトや雰囲気が伝わる記憶に残りやすい:テキストや画像単体の広告よりも、キャラクターを介した体験のほうが記憶に定着しやすく、ブランド想起率の向上につながるこうした効果は、施策形式の選び方やクリエイティブの設計精度によって大きく変動します。キャラクターコラボの主な施策形式キャラクターコラボ施策は、目的や商材に応じてさまざまな形式で実施されています。代表的な形式は以下の6つです。施策形式概要主な目的向いている業種・場面パッケージコラボ商品パッケージにキャラクターをデザイン店頭での視認性向上・購買促進食品・飲料・日用品広告・CM起用広告クリエイティブにキャラクターを起用ブランドイメージの直感的伝達全業種(特にBtoC)グッズ展開コラボ限定グッズを制作・販売コレクション欲・購買行動の喚起エンタメ・アパレル・飲食店頭コラボコンビニ・飲食店等でキャンペーン実施来店促進・客単価向上小売・飲食チェーンSNSキャンペーンフォロー&リポスト施策等にキャラクター活用認知拡散・フォロワー獲得全業種(特にデジタル施策中心の企業)イベント・ポップアップ世界観を再現した体験型施策ブランド体験の創出・集客観光・レジャー・商業施設以下、各施策形式のメリットと設計のポイントを解説します。パッケージコラボ商品パッケージにキャラクターをデザインする施策です。店頭の棚で他社商品との視覚的な差別化が一目で成立し、いわゆる「パケ買い」を誘発できる点が最大のメリットです。全6種、全12種などバリエーションを持たせれば、コレクション欲を刺激し、同一商品のリピート購買にもつながります。FANDOM AGENTの調査でも、「コラボ限定のおまけがつく」ことがSNSシェア意欲を高める施策上位として挙がっており、パッケージ自体が拡散コンテンツとして機能するケースも少なくありません。設計のポイントパッケージ上のキャラクター表現は版権元の監修基準が厳しいため、デザインの自由度と監修スケジュールを企画初期に確認する店頭POPやディスプレイとの連動設計まで含めて企画すると、売場全体でのインパクトが増す広告・CM起用テレビCM、WebCM、SNS広告などのクリエイティブにキャラクターを起用する施策です。キャラクターの視覚的インパクトと世界観により、ブランドメッセージを言葉以上のスピードで届けられるのが強みです。たとえば、日清食品株式会社が「最強どん兵衛」のプロモーションに『範馬刃牙』のキャラクターを起用したWebCMは、キャラクターの「力強さ」と商品コンセプトを結びつけることで高い話題性を生み出たことも起因し、売上はCM公開前週比174%まで伸長しました。設計のポイントキャラクターを「借りてきた広告素材」として扱うのではなく、ブランドのメッセージをキャラクターの文脈で語り直す設計が求められる作品の名シーンやセリフのオマージュなどを取り入れることで、ファンの共感を得やすいWebCMやSNS動画はショート尺(15〜30秒)が主流のため、最初の1〜2秒で視聴者の指を止める設計が不可欠グッズ展開コラボ限定のオリジナルグッズを制作・販売する施策です。「今しか手に入らない」という希少性が、ファンの購買行動を強く後押しします。グッズ自体がSNS投稿の対象になるため、購買とは別に二次的な拡散効果も見込めます。FANDOM AGENTの調査でも、「商品にコラボ限定のおまけがつく」ことでSNSシェア意欲が高まる傾向が確認されており、グッズ設計は拡散戦略と一体で考えるべき領域です。設計のポイント「ファンが持ち歩きたくなるクオリティ」が最低ライン。安価なノベルティよりも、デザイン性と実用性を兼ねたアイテム(アクリルスタンド、トートバッグ、コラボアパレルなど)がSNS拡散との相性が良い描き下ろしイラストを使用したグッズは特別感が高く、ファンの購買意欲を引き上げやすいが、制作費は既存アセット活用より高くなる点に留意店頭コラボコンビニ、飲食チェーン、スーパーなどの店頭で、キャラクターを活用したキャンペーンを実施する施策です。「対象商品を◯個購入でコラボグッズプレゼント」など、購買条件と直結させやすい点が最大のメリットです。購買行動との距離が最も近い接点(レジ前、店頭棚)でキャラクターの吸引力を発揮できるため、販売数への直接的なインパクトが期待できます。設計のポイント全国チェーンで実施する場合、店舗ごとの在庫偏りやオペレーション負荷を事前にシミュレーションしておくことが施策トラブルを防ぐ店頭POP、什器、ポスターなど販促物のデザインも版権元の監修対象となるため、制作スケジュールに監修期間を織り込む「対象商品を◯個購入」という購買条件は、客単価向上と在庫消化の両方を見据えて設計すると効果的SNSキャンペーンキャラクターを活用したフォロー&リポスト施策、ハッシュタグキャンペーン、投稿型キャンペーンなど、SNS上での拡散を主目的とした施策です。他の施策形式と比較して初期投資を抑えながら大規模なリーチを獲得できるのが最大の強みです。FANDOM AGENTの調査によると、IPコラボへのシェア意欲が最も高いのは10〜30代の若年層で、「無料で応募できるキャンペーン」はシェア意欲を高める施策上位に挙げられています。設計のポイント「投稿したくなるビジュアル」の設計がすべて。描き下ろしイラストや、ファンがアイコン化・壁紙化したくなる素材を用意すると拡散力が飛躍的に上がるハッシュタグは、ファンが自然に使いたくなるワーディングを意識する(公式感が強すぎると使われにくい)フォロー&リポスト施策は参加ハードルの低さが利点だが、獲得したフォロワーの定着率まで含めて成果を評価する必要があるイベント・ポップアップキャラクターの世界観を空間として再現し、来場者に体験として提供する施策です。デジタル施策では得られない五感を通じた記憶への定着が生まれるため、ブランド体験としてのインパクトが大きくなります。来場者のSNS投稿によるUGC(ユーザー生成コンテンツ)効果も見込めます。設計のポイント「フォトスポット」「限定メニュー」「会場限定グッズ」の3点セットが定石。この3つが揃うと、来場者が自然にSNS投稿する導線が生まれる撮影映えするスポットの設計、ハッシュタグの会場内掲示など、来場者のSNS投稿を前提にした空間設計を企画段階から組み込む会場限定のグッズや特典は「ここでしか手に入らない」という来場動機の核になるため、オンラインでは入手できない設計にすることが重要イベントは準備期間が長く、会場費・施工費・運営費など固定費が大きいため、来場者数の損益分岐点を事前に算出しておくことが不可欠キャラクターコラボの注意点キャラクターコラボは効果の大きい施策ですが、設計や運用の段階で押さえておくべき注意点があります。特に重要なのは以下の4つです。キャラクターの世界観を守る設計が前提条件キャラクターコラボにおいて最も避けるべきなのは、キャラクターの世界観や設定を無視した企画を進めてしまうことです。キャラクターの性格にそぐわないセリフを言わせたり、作品のトーンと大きく異なる演出をしたりすると、ファンは「作品を理解していない」「商業利用されている」と感じてしまいます。その結果、ファンからの反発がSNS上で拡散し、自社ブランドとキャラクター双方のイメージを損なうリスクがあります。版権元による監修プロセスは、こうしたリスクを防ぐための品質管理機能です。企画初期から版権元とコミュニケーションを取りながら進め、キャラクターごとに適した表現をすり合わせることが、結果的にファンからの支持を得る施策につながります。なお、監修対応には1回あたり1〜2週間を要するケースも多いため、制作スケジュールには監修期間を必ず織り込んでおく必要があります。人気作品ほど競合コラボと重なりやすい知名度の高いIPは集客力に優れる一方、同時期に複数の企業がコラボを実施するケースが多く、消費者に「またこのキャラクターとのコラボか」と思われるリスクがあります。この状況で埋もれないためには、「なぜ自社がこのキャラクターとコラボするのか」という文脈を明確に持つことが重要です。単にキャラクターを借りるのではなく、自社ブランドの価値観やターゲット層とIPの世界観が重なる接点を見つけ、その接点を軸にした企画を設計すると、同じIPを使った他社施策とも差別化が成立します。また、あえて大型タイトルを避け、ターゲット層に熱狂的に支持されているコアなIPを選ぶのも有効な戦略です。一般層への知名度が決して高くない作品でも、コアファンからの支持が厚いIPであれば、購買行動につながる確度はむしろ高くなる場合があります。施策形式によってコスト構造が大きく異なるキャラクターコラボでは、ライセンス料(版権利用料)に加え、制作費やプロモーション費が発生します。ただし、そのコスト構造は施策形式によって大きく異なります。施策形式コストが大きくなりやすい項目目安感パッケージコラボデザイン制作費、パッケージ印刷費、監修対応費制作物の種類数に比例広告・CM起用映像制作費、声優起用費、媒体出稿費動画尺・出稿規模で大幅に変動グッズ展開グッズ製造費(単価×ロット)、描き下ろし制作費グッズの最小注文数量に依存店頭コラボ什器・POP制作費、店舗配送費、オペレーション費展開店舗数に比例SNSキャンペーンクリエイティブ制作費、広告出稿費他形式より低コストで開始可能イベント・ポップアップ会場費、施工費、運営費、グッズ製造費固定費が大きく、損益分岐点の設計が重要施策形式を決める前に予算を組んでしまうと、「やりたい施策に予算が足りない」「版権料を払ったら制作費が残らない」という事態に陥りがちです。まず施策形式を決め、そこから必要な費用を積み上げるという順序で予算を設計しましょう。費用構造の詳細(ライセンス料、ロイヤルティ、MG等の内訳)については「IPコラボの費用相場」で詳しく解説しています。契約条件は施策形式に応じて変わるキャラクターを使用するには版権元とのライセンス契約が必要ですが、契約で確認すべきポイントは施策形式によって異なります。施策形式特に確認すべき契約条件パッケージコラボ使用可能なキャラクター・ポーズ、パッケージデザインの監修プロセス、ロイヤルティ(売上連動費)の料率広告・CM起用使用媒体(TV/Web/SNS/屋外)ごとの許諾範囲、放映期間、二次利用の可否グッズ展開販売価格の設定権限、販売チャネルの制限、在庫処分時のルール店頭コラボ展開可能な店舗数・地域、什器やPOPの表現ルール、キャンペーン期間SNSキャンペーン投稿に使用できる素材の範囲、キャンペーン終了後の投稿削除義務、ハッシュタグの使用可否イベント・ポップアップ会場での使用範囲(装飾・音声・映像)、撮影許可の範囲、会場限定グッズの販売条件契約段階で条件を曖昧にしたまま進めると、制作途中での手戻りや、施策終了後のトラブルにつながるリスクがあります。版権元との認識齟齬を防ぐためにも、使用範囲・期間・媒体・二次利用の可否を書面ベースで確定させることが不可欠です。業種別のキャラクターコラボ活用パターンキャラクターコラボは業種を問わず活用できますが、業種ごとに相性の良い施策形式や設計の勘所が異なります。ここでは、特にキャラクターコラボの実施頻度が高い3つの業種について、活用パターンと設計のポイントを解説します。【飲食・食品】購入特典で販売数を伸ばす飲食チェーンや食品メーカーにとって、キャラクターコラボは販売数を直接的に押し上げる施策として定着しています。最も多く採用されるのが、対象商品の購入者にコラボ限定グッズを特典として付与する形式です。この手法が有効に機能する背景には、2つの購買心理があります。ひとつは「限定グッズを手に入れたい」というコレクション欲。もうひとつは「好きなキャラクターのコラボ商品を体験したい」という好奇心です。グッズ目的であっても、商品そのものを購入するきっかけになるため、コラボ終了後のリピート購買にもつながりやすい構造を持っています。設計のポイント「対象商品を◯個購入」という条件設定は、客単価向上と在庫消化の両方を見据えて設計するコンビニ・スーパーでの展開は店頭POPとの連動が効果を大きく左右するため、棚周りの演出まで含めた企画設計を版権元との監修段階から織り込む相性の良い施策形式:パッケージコラボ、店頭コラボ、グッズ展開【観光・旅行】聖地巡礼を活用して地域集客を生むアニメ作品の舞台となった地域の観光プロモーションにキャラクターを起用する、いわゆる「聖地巡礼型コラボ」は、地域への集客と消費拡大を同時に実現できる施策形式です。聖地巡礼型コラボが強力な理由は、ファンの「作品の世界を実際に体験したい」という動機が、物理的な移動(=来訪)という強い行動を引き出す点にあります。デジタル施策では「クリック」「フォロー」が行動のゴールになりがちですが、聖地巡礼では「現地に行く」こと自体がゴールであり、来訪に伴う宿泊・飲食・物販などの消費が自然に発生します。設計のポイント「その場所に行かないと体験できない」限定要素が来訪動機の核になるため、現地限定のスタンプラリー、コラボメニュー、会場限定グッズなどオフライン限定の仕掛けを複数設計する来訪者のSNS投稿がさらなる集客を呼ぶ好循環を作るために、撮影映えするフォトスポット(キャラクターパネル、作品の名シーン再現など)を現地に設置する地方自治体・観光協会との連携が可能な場合、交通広告(電車ラッピング、駅構内ポスターなど)との組み合わせでリーチを拡大できる聖地巡礼型は季節やイベントとの連動が効果的。作品のアニメ放映期間中や映画公開期間中に施策を重ねると、ファンの来訪動機が最大化する相性の良い施策形式:イベント・ポップアップ、SNSキャンペーン、グッズ展開【イベント・商業施設】コラボ特典で集客力を拡大する展示会、商業施設のセール、テーマパークの季節イベントなど、既存のイベントにキャラクターコラボを組み合わせることで、本来のターゲット層に加えてキャラクターファン層からの集客を上乗せできます。この手法のメリットは、イベント自体の集客力にキャラクターの吸引力を掛け合わせられる点です。特に来場者限定のコラボ特典(限定グッズ、ノベルティ、フォトスポットなど)を設計すると、「この日、この場所でしか手に入らない」という希少性がファンの来場動機を強く後押しします。設計のポイント来場者限定特典は、「来場するだけでもらえるもの」と「購買・体験条件付きのもの」を分ける設計が有効。前者で来場のハードルを下げ、後者で施設内回遊や購買を促進するコアファンは限定グッズを手に入れるために早朝から並ぶケースもあるため、混雑対策(整理券配布、時間帯指定、オンライン事前予約)まで企画に含める来場者によるSNS投稿が話題化を生むため、イベント会場内に投稿導線(ハッシュタグの掲示、撮影推奨スポットの明示)を設計しておくと、二次的な認知拡大につながるイベント終了後の「次回開催への期待醸成」まで含めて設計すると、単発施策で終わらず継続的な集客資産になる相性の良い施策形式:イベント・ポップアップ、グッズ展開、SNSキャンペーンキャラクターコラボによるプロモーションの成功事例キャラクターコラボによるプロモーションの成功事例を3つ紹介します。日清食品株式会社 × 『範馬刃牙』株式会社NTTドコモ × 『はぴだんぶい』株式会社リクルート × 『のだめカンタービレ』日清食品株式会社 × 『範馬刃牙』日清食品株式会社は「最強どん兵衛」の力強いブランドイメージを訴求するため、アニメ作品『範馬刃牙』とコラボしたWEBCMを公開しました。「最強どん兵衛」は、麺・お揚げ・だし・七味など細部までこだわり抜いた商品で、価格以外の価値を提供することを目的に開発されています。WEBCMでは『範馬刃牙』の名シーンやセリフを取り入れることで、既存ファンに強く訴求しました。その結果、商品の「力強さ」と作品の世界観を結びつけたことで、高い話題性を生み出しました。売り上げはCM公開前週比174%、オンラインショップでは前月比223%まで伸長しています。FANDOM AGENTは本WEBCMの制作を支援しており、本施策は「YouTube Works Awards Japan 2023」の「Best Sales Lift 部門」を受賞しました。関連記事:アニメ『範馬刃牙』とコラボしWEBCMを制作株式会社NTTドコモ × 『はぴだんぶい』株式会社NTTドコモは、自社キャラクター『ポインコ』と、サンリオのキャラクターユニット『はぴだんぶい』がコラボした「d払いキャンペーン」を実施しました。本キャンペーンでは、エントリーのうえ、d払いを1,000円(税込)以上利用したユーザーを対象に、抽選で「はぴだんぶい×ポインコ」の限定ぬいぐるみをプレゼントしています。限定グッズという特別感を設けることで、d払い利用の促進だけでなく、ファン層からの注目やSNS上での話題化も狙った施策です。また、普段からd払いを利用しているユーザーだけでなく、『はぴだんぶい』のファンにもアプローチできる企画となっています。FANDOM AGENTは本キャンペーンの企画・制作をプロデュースしています。関連記事:はぴだんぶい×ポインコ 限定ぬいぐるみが当たるd払いキャンペーン株式会社リクルート × 『のだめカンタービレ』株式会社リクルートは、自社サービス「ホットペッパービューティー」のPRとして、人気漫画『のだめカンタービレ』とコラボした施策を展開しました。『のだめカンタービレ』の既存の漫画素材を活用して、主役の野田恵と千秋真一にインタビューを行う設定でブランド訴求を行う施策です。漫画施策はXアカウントで行われ、「ホットペッパービューティー」の利用層に関心をもってもらえるようにしました。FANDOM AGENTは、同施策の制作に関わっています。関連記事:人気漫画『のだめカンタービレ』とコラボしホットペッパービューティーのPRマンガを制作キャラクターコラボの進め方キャラクターコラボは、以下の6ステップで進めるのが一般的です。各ステップでの判断精度が施策全体の成果を左右するため、企画初期の段階で全体像を把握しておくことが重要です。ステップ1:目的とターゲットを明確にする最初に行うのは、キャラクターコラボで何を達成したいのかの明確化です。「認知拡大」「販売数の増加」「来店促進」「ブランドイメージの向上」など、目的によって選ぶべき施策形式もキャラクターも変わります。同時に、ターゲット層(年代・性別・嗜好・購買行動)を具体化しておくことで、後続のIP選定や施策設計の判断軸が定まります。「なんとなく話題になりそうだから」で進めると、施策後に「成功だったのか判断できない」という状態に陥りがちです。ステップ2:施策形式を選定する目的とターゲットが定まったら、どの施策形式で実施するかを決めます。本記事で紹介した6つの施策形式(パッケージ、広告、グッズ、店頭、SNS、イベント)のなかから、目的・ターゲット・予算に合ったものを選定します。施策形式を決めずにキャラクター選定に入ると、「人気キャラクターを確保したものの、やりたい施策形式には予算が足りない」という事態に陥るケースがあります。施策形式の選定は、キャラクター選定より先に行うのが原則です。ステップ3:キャラクター(IP)を選定する施策形式が決まったら、起用するキャラクターの選定に入ります。選定時に重視すべきは以下の3点です。ターゲット適合性:自社のターゲット層と、IPの中心ファン層が重なっているか世界観の親和性:自社ブランドのトーンや価値観と、IPの世界観が噛み合っているか施策形式との相性:グッズ展開ならコレクション性の高いキャラクター、広告起用ならビジュアルインパクトの強いキャラクターなど、施策形式に応じた適性があるか知名度の高さだけで選ぶと、ターゲットとのズレや競合コラボとの埋没が起きやすくなります。「なぜこのキャラクターなのか」を一文で説明できる状態を目指しましょう。ステップ4:版権元と契約を締結するキャラクターが決まったら、版権元(IPホルダー)とのライセンス契約に入ります。施策形式によって確認すべき契約条件が異なる点は、前述の注意点セクションで解説したとおりです。特に押さえておきたいのは以下の3点です。使用範囲の明確化:どのキャラクター・どのシーン・どの媒体で使用可能かを書面で確定させる監修プロセスの合意:監修の回数・所要期間・フィードバックの進め方を契約段階で握っておく費用条件の確定:MG(最低保証料)、ロイヤルティ率、監修費など、固定費と変動費を分けて整理するステップ5:クリエイティブを制作し、施策を実行する契約締結後、コラボ商品やクリエイティブの制作に入ります。このフェーズで最も重要なのは、版権元の監修プロセスをスケジュールに織り込んだ進行管理です。監修対応は1回あたり1〜2週間を要するケースが多く、修正が発生すれば追加の監修サイクルが回ります。初めてキャラクターコラボに取り組む企業ほど、想定外の修正対応でスケジュールが押すケースが多いため、制作期間には余裕を持たせた計画が不可欠です。また、クリエイティブの品質はファンの評価を直接左右します。キャラクターを「借りてきた素材」として扱うのではなく、作品の世界観を理解したうえで、自社ブランドとの接点を丁寧に設計する姿勢が、ファンからの支持を得る条件です。ステップ6:効果を測定し、次回施策に活かす施策終了後は、ステップ1で設定した目的に基づいて成果を評価します。目的別の主なKPIは以下のとおりです。目的主なKPI認知拡大SNS言及数、リーチ数、広告想起率販売促進コラボ商品売上、対象商品の売上前週比、新規顧客比率来店促進来店数、客単価、特典配布数ブランド構築ブランドイメージ調査、NPS、メディア掲載数キャラクターコラボは、短期的な売上だけでなく、ブランド認知やファン基盤の形成といった中長期的な効果も含まれます。短期KPIと中期KPIを分けて設計しておくと、施策後の評価がブレにくくなり、社内への報告にも説得力が出ます。効果測定の結果を「次回のIP選定」「施策形式の変更」「予算配分の見直し」などにフィードバックすることで、キャラクターコラボは単発施策から継続的なプロモーション資産へと進化します。まとめキャラクターコラボは、パッケージ、広告、グッズ、店頭、SNS、イベントなど多様な施策形式を持ち、業種やターゲットに応じた柔軟な設計が可能なプロモーション手法です。本記事で解説したとおり、施策の成果は「どのキャラクターを選ぶか」だけでなく、「どの施策形式で、どう設計するか」によって大きく変わります。特に重要なポイントを改めて整理します。施策形式の選定が起点:目的とターゲットに合った施策形式を先に決め、その形式に適したIPを選ぶという順序が、予算と成果の最適化につながる業種ごとに相性の良い形式がある:飲食なら購入特典型、観光なら聖地巡礼型、イベントなら来場特典型など、業種の特性に合わせた設計が成果を左右するキャラクターの世界観を守る設計が前提:ファンの支持を得るには、「キャラクターらしさ」と「ブランドの訴求軸」の両立を企画段階から意識する効果測定まで含めて設計する:施策の目的に応じたKPIを事前に設定し、短期と中期の両面で評価することで、次回施策の精度が上がるFANDOM AGENTでは、4,000件以上のプロモーション支援実績をもとに、施策形式の選定からキャラクター提案、クリエイティブ制作、効果測定までをワンストップで支援しています。「自社の商材にはどの施策形式が合うか相談したい」「ターゲットに刺さるキャラクター候補を提案してほしい」「初めてのキャラクターコラボで進め方がわからない」といったご相談を承っていますので、お気軽にお問い合わせください。お問い合わせはこちら